悩めるビジネスマンへ!行動力の違いは「特性の差」
2016/06/20
前回のお悩み例②では、やる気を持続するためには、重要なキーパーソンがいることをお話しましたね。
「目標」の見直しをすれば、できることとできないことが明確になり、引いては「自信」に繋がるということでした。
そして、その次のステージは、自分を認めてくれる人、あるいは期待してくれる人の存在が重要でした。
組織での人間関係、つまり職場での関係性の質が、良い循環を生むということでしたね。
今回は、目標の見直しは、行動に結びつくこと、またこの行動するスピードには個の特性よって差があることをお話しましょう。
フットワークを軽くすること
前回にもお話しましたが、大きい目標を持つことは、決して悪いことではありません。
ですが、一足飛びに目標に到達することはできないので、段階を踏んでいくことや、目標を見直す事が必要ですと言いました。
目標を見直すということは、細かく分けてみるということです。つまり、細分化が始まりますよね。
ただ、漠然と「何だか大変だなぁ~」とか「何だか面倒なことやり始めちゃったなぁ~」と思っていた事が、違って見えてくると思います。
ということは、大きな荷物を小分けにすることになりますから、フットワークは軽くなるわけですね。
簡単に一歩が出やすいですから、「行動」することに繋がります。
小さな一歩から始めること
行動力という言葉、これは瞬発力にも似ていると思います。陸上競技の短距離の場合なども、スタートに全てがあると言っても過言ではありませんよね。
最初の一歩の、そして走りだし数歩の体重の載せ方や、身体のお越し方がタイムを決めると聴いたことがあります。
この瞬発力を行動する際のエネルギーと捉えて、小さな一歩をとにかく出してみるスピードを付けてみませんか?
まず「行動する」というは、今の状態よりは必ず変化が伴ってくるものです。
特性によって違うスピード感
では、「まず行動する」・・と聞いて、
- 「そうそう当然です」
- 「気が向いたら早いんですけど」
- 「そうは言っても、熟慮すること必要でしょ」
- 「誰か一緒だったら心丈夫なんですけど」
…と、じつはこの「行動」に移すスピードは人それぞれに違いがあるのです。
せっかく目標を細分化して決めても、行動に移す際のスピード(瞬発力)は、個の特性が邪魔をすることもしばしばです。
- 決めたのだから、すぐ動かなくてどうするの・・と考える人
- 決めたとしても、気が向くかどうかは別でしょう・・と他人事の人。
- 決めたのだから、着実にできる方法をさらに考えてからでしょう・・と慎重な人。
- 決めたとしても、自分の力では不十分のこともあるわけで・・と依存型の人。
このように、感想も特性によっては、こんなにも違いがありますね。
特性を認め合うことが円滑な関係を生む
組織においては、すぐ動ける人は、リーダーシップを大いに発揮できると考えますが、独りよがりになりがちな面もあります。
また、気が向くかどうかが行動のスピードを左右するとなれば、気分次第で当てにならないわけです。
また、着実にできるかどうか、さらに考えるのであれば時間が掛かって仕方がありませんし、一緒にする人を探すようですと、自信は育まれないと思います。
しかし、組織においては、それぞれの特性を認めて受け入れることで、チームが回っていくのですね。
Enchanteのビジネスガイドには、「人間関係のカタチ」をご案内していますので、参考にして頂きたいと思います。