感染症を封じ込める「赤」の祈り

写真素材集 ライラック-(2)

      2020/07/08

梅雨らしいお天気の月曜日。日常が戻りつつありますが・・いかがお過ごしでしょうか?

私も先日、お祝いの品を買い物する用事があって久しぶりに新宿に行きましたが、人の流れが戻って来ていると実感しました。経済の立て直しが急がれる中、第二波をなるべく抑えるには、やはり三密を避けることや、各自が免疫力を上げていくしかありませんね。

今回、この記事は、本来は声のお便り5回目の予定でしたが・・。前回の話の中に出てきた「赤」の補足をしたかったこと、加えてWi-Fi環境が整っていない人が多いこと、また通勤途中で読める方が良いかな?と考えて、今回は記事にしました。

色彩象徴としての赤

前回の声のお便り4回目では、数字の5とターコイズのお話をしました。そして最後に、ちょうど東京アラートが出たタイミングで、都庁やレインボーブリッジ、東京タワーが赤の点灯をしたことで、血圧が上がってドキドキするお話しました。

まず、赤の連想物には、火の色、太陽(朝日や夕日)の色、木の実や花の色、血液の色、口紅の色などなど浮かぶと思います。カラーセラピーでは、この色彩象徴から、色の意味を連想していきます。

朝日を観ると「一日の始まり」を感じ、夕日を観ると「一日の終わり」を感じたり、真っ赤に燃える火を観ると、「怖い」「危険」「熱い」「焼ける」「燃える」と誰もが感じると思います。私たちの意識は連想からできていますから、連想することで色の意味がイメージとして湧いてくるのですね。

感染症と赤の関係

声のお便り4回目でお伝えした通り、JISの安全色の赤は、色彩感情との整合性があって、確かに「危険」「禁止」「緊急」などの意味が決まっています。ですから、東京アラートが出て、レインボーブリッジが赤く染まると緊張します・・とお話しました。

ただ、赤の歴史を紐解いてみると、別の視点があることを思い出しました。特に、感染症との長い歴史の中で、民俗学的にも、宗教的にも「赤」の役割があることを改めてお伝えしなければなりません。

蔓延を繰り返してきた感染症の歴史の中で、感染症除けの祈願としての「赤」の役割があります。特に、江戸時代までの日本では、天然痘(疱瘡)麻疹(はしか)水疱瘡(水痘)は三大大病とされてきました。感染すれば命の危険もあったわけですね。

そこで、人々は疫病や魔除けとして「赤」を使ったのです。つまり疫病を封じるために、赤の力を信じたということです。子どもが疱瘡に罹ると、部屋全体に幔幕を張って、身の回りのもの一切を赤にしたそうです。

おまじないの「赤」、病気祈願の「赤絵」を観たことがあるでしょう。

招き猫赤    赤絵

このように、感染症と色に込める祈りは、脈々と続いているのですね。カラーセラピーも古代からの歴史と、そして感染症との共生の中で役割が変化してきたと言っても良いのですね。改めて東京アラートにて都知事はコロナウィルス渦を封じ込めたい一心だったかもしれませんね。

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